みなさん、こんにちは。
だ液がないと味を感じない?!なんてことがあるかもってご存じですか?
だ液が少ないと虫歯になりやすいことは「虫歯はなぜできるの?虫歯ができる3つの原因」の記事でご紹介いたしました。
では、だ液と味覚にはいったいどんな関係があるのか詳しくみていきましょう。
まず、だ液とは口の中に分泌される液体で、その主成分は水です。
また、次のように、いくつも役割を持っており
① 口の中を潤し、食べ物を飲み込みやすくする役割
② 食べ物に含まれる味の成分を溶かす役割
③ 分泌される酵素「アミラーゼ」が「デンプン」を甘く感じる「グルコース」に変える働き
④ 舌の「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官に味の成分を届ける役割
だ液と味覚の間にはとても深い関係があることがわかります。
味蕾とは、舌の表面にあるブツブツとしたものです。
この味蕾には、うま味・塩味・甘味・酸味・苦味の5つの味を感じる細胞があり、だ液に含まれる味の成分が5つの細胞に合わさることで味を感じることができます。
つまり、食べ物の味の物質がだ液に溶け込むことで、舌の「味蕾」に届けられ、初めて「味」を感じることができるのです。
では、だ液がないとどうなってしまうのでしょう?!
食べ物の味の成分を溶かすこともできず、グルコースに変えることもできず、味蕾へ味の成分を届けることもできなくなってしまい、味を感じないことになってしまうのかも。
実際には、だ液が極端に少ない状態(乾燥など)でも、咀嚼することで多少のだ液が分泌され、味を感じられることがあります。
このように、だ液は私たちが美味しい食事を楽しむ上で、欠かせない存在なのです。
また、だ液がないと味を感じないだけでなく、虫歯や口臭、食べ物が喉に詰まりやすくなるといった、さまざまな健康上の問題も引き起こすことがあります。
お口の中に関するちょっとした不安なことでも、
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