歯がないと、何が困るの?

虫歯や歯周病は怖いですよね。痛みはもちろんですが、本当に怖いのはこれらが要因で歯を失ってしまうことです。でも、歯の失うとどんなことが起こるのでしょうか? 一つは歯の大きな役割である食べ物が噛めなくなります。また、それを補うように他の歯並びも少しずつ変化してしまいます。また、実は発音するのにも、歯は大きな役割をはたしています。みなさんは無意識にやっているので、普段は気づかないかもしれませんが、言葉をちゃんと発音するには、舌を歯にくっつけたり歯茎に押さえつけたりする動作ができないといけないからです。特に影響が大きいのは、サ行、タ行、ナ行、ラ行と言われています。それは入れ歯にしたとしても、入れ歯での発音の仕方になれるまでは時間がかかります。

また、噛むことで脳につながる受容体(センサー)があります。その情報がなくなっていきますから、だんだん認知症になりやすくなるともいわれています。このように、噛むことは生活すること、ひいては生きることに直結しています。たかが虫歯、たかが歯周病と軽く考えずに、気になることがあれば早めに歯科医にご相談ください!