皆さん、こんにちは。
5月も末になり、梅雨の時期がまもなく来ますね。
梅雨の時期というのは、実は歯のトラブルが起こりやす季節でもあります。
そこで今回は、梅雨の時期に起こりやすい歯のトラブルの原因とその種類について紹介していきます。
もしあなた自身に当てはまるものがあれば、すぐにかかりつけの歯医者さんに連絡して治療を受けるようにしましょう。
梅雨に歯のトラブルが起きるのはなぜ?
梅雨に歯のトラブルが起きやすい原因は主に2つ。
1つ目の原因は「湿度」です。
梅雨の時期に湿度が高くなるのは周知の事実だと思いますが、湿度が上がると口内の湿度も高くなり、唾液の分泌量が少なくなります。
唾液には細菌を取り除く殺菌作用と洗い流す洗浄作用があります。
この唾液の分泌量が少なくなると、口内に細菌が残ってしまい、歯周病などにつながってしまうのです。
また、細菌は湿度が高くなると繁殖しやすくなるため、虫歯や歯周病などのトラブルを引き起こすことに繋がってしまいます。
2つ目の原因は、「気圧の変化」によるもの。
天候が変わりやすい時期というのは、気圧が頻繁に変化します。
人間の体は常に気圧の影響を受けており、特に低気圧の時は歯の神経が刺激され、歯痛が起こりやすくなります。
気圧の変化による影響については別の記事で紹介していますので、詳しく知りたい方はそちらも合わせてご確認ください。
えびな東口歯科:「気候の変わり目は歯の痛み時?」
梅雨に起こりやすい歯のトラブル
梅雨に歯のトラブルが起きやすい理由は「湿度」と「気圧の変化」の2つありましたが、それではどのようなトラブルが起きやすいのでしょうか?
ここからは、梅雨時期に起こりやすい歯のトラブルについて、代表的なものを5つ紹介していきます。
歯周病
1つ目は「歯周病」です。
先ほども説明したように、梅雨時期は湿度が高くなり口の中が湿った状態が続きます。
このような環境下で細菌が繁殖し、歯周病になったりその症状が悪化することもあります。
虫歯
2つ目は「虫歯」。
歯周病と同様な理由で、歯の表面に付着した虫歯菌が増え、それらが酸を出すことで歯を溶かしてしまい、虫歯が発生しやすくなります。
歯痛
3つ目は「歯痛」です。
これは虫歯や歯周病といった病気にはなっていないのですが、気圧の変化によって歯の神経が刺激され、痛みを感じてしまうことを指します。
「昨日は歯が痛かったけど、今日は痛くない」ということがあれば、それは気圧の変化による歯痛の可能性もあります。
口臭の悪化
4つ目は「口臭の悪化」です。
湿度が高いと、唾液の分泌が減少、口内環境が悪化します。
その結果、口臭が強くなることにつながってしまうこともしばしばあります。
歯のクラック(ひび割れ)
5つ目は、「歯のクラック」です。
気温の変化によって歯や詰め物などが膨張し、歯の表面にクラック(ひび割れ)が生じるがあります。
クラックした部分に細菌などが入り、そこから虫歯などにつながることが非常に多いため、注意が必要です。
まとめ
今回は、梅雨の時期に起こりやすい歯のトラブルの原因とその種類について紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
しっかり歯を磨いていても、気圧や気温といった外的な要因によるものを防ぎきるのは簡単ではありません。
口内について少しでも異変を感じたら、一度歯医者さんに相談してみるのがおすすめです。
たとえ気圧の変化による歯痛だったとしても、歯医者に行った際にクリーニングなどしておけば、虫歯や歯周病のリスクを減らせますからね。
えびな東口歯科でもいつでもご相談を承っていますので、お気軽にご連絡ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
海老名東口歯科 スタッフ一同