みなさん、こんにちは。
「虫歯の痛みが急になくなるのはなぜ？」の記事では「虫歯の痛みが急になくなる理由」についてお話ししました。
今回は、その痛みが消えた虫歯をそのままにしておくとどうなるのか、そしてどうして早めに治療することが重要なのかを掘り下げてみたいと思います。
痛みが消えた虫歯を放置してしまうとどうなるの？
虫歯の痛みが急に和らぐと、「もう治ったかも？」と感じてしまうこと、ありませんか？でも実は、これがとても危険なサインであることが多いです。前回も触れたように、神経が死んでしまっている可能性があり、そのせいで痛みを感じなくなっているだけなんです。痛みが消えたとしても、虫歯が自然に治ることはなく、むしろ進行している場合がほとんどです。
このまま放置してしまうと、次のような問題が起こる可能性があります。
1.歯が弱くなる
神経が死んでしまった歯は、栄養が行き渡らなくなり、脆くなります。そのため、硬いものを噛んだりするだけで、歯が割れたり欠けたりすることがあります。
2.複雑な治療が必要になる
神経が死んだ場合、根管治療が必要になります。通常の虫歯治療よりも手間がかかり、治療期間も長くなるため、早めの対処が大切です。
3.感染が広がる
虫歯を放置すると、細菌が根の部分や周囲の骨にまで広がり、歯周病や膿のたまり（歯根膿瘍）など、深刻な状態に発展することもあります。この場合、最終的には歯を抜かざるを得ないこともあります。
痛みがなくなったからといって安心しないで！
「痛みがないから、もう大丈夫」と思ってしまうと、知らないうちに状況が悪化してしまうことが多いです。虫歯の進行具合は、痛みだけでは判断できないので、定期的に歯科検診を受けることが本当に大切です。
まとめ
今回は「虫歯の痛みが消えたからといって安心していませんか？」についてご紹介しました。痛みが消えたからといって、虫歯が治ったわけではありません。特に神経がダメージを受けている場合は、痛みを感じなくても、虫歯が着実に進行しています。放置せず、早めに歯科医に相談することで、歯を守ることができます。
えびな東口歯科では、早期治療と定期検診を通じて、皆様の歯の健康を守るお手伝いをしています。お口の中で気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
TEL：046-292-5655