『ママのハンバーグと白い歯』
〜オモシロ歯ばなし

<たかのこういち(著)>
<松本隆治(絵)>

 

銀座に代々続く天ぷらの名店がある。

店の大将が目を丸くして言うことにゃ。
「いえいえ、歯が健康じゃないとね、本物の味はわかりませんや。あ、それは、塩で召し上がってください」。

外国からVIPが訪れると、政府のお偉いさんが、
これこそ日本の味、と自慢気に招待する店だ。

でも、それだけではない。

それなりの客からはそれなりの料金を取るが、子ども連れのファミリーにはリーズナブルな価格。

「子どもの味覚はまだ濁っちゃいません。鋭敏です。だから、いまのうちに本物の味を知ってもらいたい。本物を知る人間を育てなければね。未来をつくるのは、本物がわかる人間です」。

そのためには、
健康な歯を保ち続けることがまず大事なんだ、と言う。

「やはりそうなんですか?」と、
えびな東口歯科の宮川院長に聞く。

「その通りですね。歯が健康でなくては、微妙な味の差はわからないでしょう」
と、大きくうなずく。

日本には、本物を知る人が少なくなった。あなたのお子さまが、日本の未来をつくります。