2017年3月20日

マタニティー歯科 治療方法

妊娠性歯歯肉炎

妊娠初期ではつわりや食生活の変化によりお口の中の環境が悪化し歯ぐきが腫れる、出血するなどの症状が出る事があります。このような状態を妊娠性歯肉炎といいます。
治療は食事指導、ブラッシング指導、歯のクリーニングなどが中心となります。
妊娠性歯肉炎は進行すると早産の原因にもなるため、早期発見、早期治療が重要になります。

☆つわり時の歯ブラシのポイント☆

下を向き、前かがみの姿勢で歯磨きをする。
歯ブラシのヘッドが小さいものを使用し、舌に当てないようにする。
歯磨き粉は臭いや味の少ないものを使用する。
液体歯磨きもありますのでオススメです。

 

むし歯治療、抜歯治療

治療は基本的に安定期(16週〜)行いますが、痛みや全身状態に影響がでる場合は妊娠前期や後期でも行います。
治療のポイントは母体、胎児に影響が出ないようにすることであり、歯科では抗生剤、鎮痛剤、レントゲン、治療時のストレスなどがあげられます。
薬に関しては最も副作用の少ない薬を選択しますが、副作用がゼロの薬はないため出来る限り薬は使用しません。
レントゲンは診断において非常に重要ですが撮影のメリットを考え最小限で撮影します。
どこまで治療するか、いつ治療するかの判断は非常に重要ですので歯科医師とよく相談して進めることが重要です。