みなさん、こんにちは。
前回の記事「『滑舌が悪い…』その原因、実は“歯並び”?」では、歯並びが滑舌に影響することをお話ししました。
今回はちょっと実践的なテーマ、「滑舌」と「舌のトレーニング」のお話です。
「サ行やラ行が言いにくい…」
「声がこもるような気がする…」
そんな経験はありませんか?
実はその“話しにくさ”、お口の中の「歯の並び」と「舌の動かし方」の両方が関係していることがあるんです。
🗣 滑舌と舌の関係って?
私たちは言葉を発するとき、声帯だけでなく、舌や唇、歯を使って音をつくり出しています。
特に「サ行」「タ行」「ラ行」は、舌先と前歯の位置関係がとても重要です。
たとえば…
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舌の筋力が弱いと、舌先が正しい位置に届かない
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歯並びがデコボコだと、舌の動きがスムーズにいかない
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前歯が出ていると息が漏れて、サ行が不明瞭になる
こうした要因が重なると、音がこもったり、はっきり聞こえなかったりすることがあります。
🎯 今日からできる!おうち舌トレ4選
歯並びの改善に加えて、舌や口まわりの筋肉を鍛えると、滑舌がさらに良くなります。
ここでは道具いらずでできる簡単トレーニングをご紹介します。
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舌先タッチ
舌先で上の前歯のすぐ後ろをトントンとタッチ(10回×2セット) -
ラ行ローリング
「ラ・リ・ル・レ・ロ」をゆっくりはっきり発音。舌先を上あごにしっかりつける -
舌突き出しストレッチ
舌を前に突き出し5秒キープ、左右にも動かす(各5回) -
ストロー発音
ストローをくわえてサ行・タ行を発音。息の流れが安定し、音がクリアに
📈 効果が出るのはいつ?
毎日3〜5分続けると、早い方では2〜3週間で「話しやすくなった」と感じることがあります。
1か月続ければ、会話のスムーズさや声の通り方に変化を感じられる方も多いです。
💡 歯並びが整うとさらに効果的
歯並びが良くなると舌が動けるスペースが広がり、正しい位置で動かしやすくなります。
舌トレと歯列矯正を組み合わせることで、見た目の改善に加え、声の通りや発音もぐっと向上します。
🏥 こんなときはお気軽にご相談ください
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舌トレを1か月続けても変化が少ない
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口がいつも開いていて息が漏れる
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噛み合わせが浅く、前歯で物がかみにくい
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歯並びの乱れが大きい
📌 まとめ:滑舌は“歯並び”と“舌”のWケアで変わる!
滑舌や声の通りは、舌の使い方だけでなく歯の並びにも大きく関係しています。
まずはおうちで舌トレを始め、必要に応じて歯並びや噛み合わせもチェックしてみましょう。
当院では、歯の見た目だけでなく「噛む・話す・呼吸する」といったお口の機能面も重視した診察を行っています。
矯正治療のご相談も随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。
📞 TEL:046-292-5655
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