歯周病と肥満の意外な関係 – 健康的な新年を目指して

みなさん、こんにちは。

新しい年を迎え、健康的なスタートを切りたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

前回の記事「正月太り解消?!ダイエットと歯周病に関係がある?!」ではダイエットと歯周病の関係についてお話ししましたが、

今回はさらに一歩踏み込んで、歯周病が肥満や全身の健康に与える影響について詳しくご紹介できればと思います。

歯周病と肥満の密接な関係

歯周病と肥満が互いに影響を及ぼし合うことが、近年の研究で明らかになっています。

この関係を理解することで、歯周病予防が全身の健康管理にもつながる理由が見えてきます。

1. 炎症性サイトカインが鍵

肥満になると脂肪細胞から「TNF-α」や「IL-6」といった炎症性サイトカインが分泌され、これが歯周病を悪化させます。これらの物質は歯を支える骨を破壊し、歯周病の進行を加速させる原因になります。

逆に、歯周病菌が体内に侵入すると、慢性的な炎症が引き起こされ、インスリン抵抗性が高まり、肥満や糖尿病のリスクが増大します。

2. 腸内環境への影響

歯周病菌が血流に乗って全身に広がると、腸内の善玉菌が減少し、悪玉菌が増加することが報告されています。腸内環境の悪化は肥満やメタボリックシンドロームの発症リスクを高めるため、歯周病予防が腸内環境改善の一助となるのです。

3. 唾液の分泌と健康の関係

唾液は口内の細菌を洗い流す役割を持っていますが、肥満や糖尿病が進行すると唾液の分泌量が減少します。その結果、口内環境が悪化し、歯周病が進行しやすくなります。

3つの工夫で唾液の分泌を促進し、口腔内を健康に保ちましょう。

・無糖ガムを噛む

・水分をしっかり摂る

・唾液腺マッサージを行う

 

歯周病予防が全身の健康に与える効果

歯周病を予防することは、肥満だけでなく以下の全身疾患のリスク軽減にもつながります。

・糖尿病: 歯周病の改善で血糖値が安定することが報告されています。

・心血管疾患: 歯周病菌が血管内に入り込むことで動脈硬化を引き起こすリスクがあります。

・認知症: 歯周病菌が脳に到達し、炎症を引き起こす可能性が指摘されています。

 

健康的な新年を目指すために

1.定期的なプロフェッショナルケア

歯科での定期クリーニングや歯周病治療を受けることで、口腔内の健康を維持できます。

2.バランスの取れた食生活

・ビタミンC: 歯肉の健康を保つ(柑橘類、キウイなど)

・カルシウム: 歯を支える骨を強化(乳製品、小魚など)

・ポリフェノール: 抗菌作用で歯周病菌の増殖を抑える(緑茶、赤ワインなど)

3.正しい歯磨き習慣

・毎食後にブラッシングを行い、デンタルフロスや歯間ブラシを併用する。

・フッ素配合の歯磨き粉を使用する。

4.適度な運動とストレス管理

運動は全身の血流を良くし、ストレスは唾液の分泌量に影響を与えるため、どちらも健康的な生活には欠かせません。

 

まとめ

「歯周病と肥満の意外な関係 – 健康的な新年を目指して」というテーマで、歯周病が全身の健康に与える影響とその予防策についてご紹介しました。

歯周病対策は単なる口腔ケアに留まらず、肥満やさまざまな疾患の予防にもつながります。

えびな東口歯科では、歯周病治療や定期クリーニングを通じて、皆様の健康を全力でサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください!

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