みなさん、こんにちは。
過去の記事『歯とホームラン』〜オモシロ歯ばなしで「地球上で、いちばん噛む力が強い動物は、なに?」をご紹介しました。
いちばん噛む力が強い動物は「ワニ」でしたね。
では、実際に人間の噛む力はどのくらいあるのでしょう?
今回は、「人間の噛む力」に注目してお話しできればと思います。
噛む力ってなに?
噛む力のことを、「咬合力(こうごうりょく)」といいます。
咬合力とは「歯と歯でくいしばったときの静的な力」と定義されています。
人間の噛む力はどのくらい?
歯を思いっきり噛みしめた時、人間は約70㎏の咬合力だといわれています。
一般的に食事をとる時の咬合力は、自分の体重と同じくらい、男性で60㎏、女性で40㎏ぐらいだといわれています。
噛む力が70kgと聞いても、ピンと来ませんよね…
参考までに、一般的に硬い印象のあるせんべいやピーナッツを噛むためには、 せんべいで14kg、ピーナッツで約12kgの力がいるそうです。
寝ている間に「歯ぎしり」しているときは?
さきほどお伝えした力の大きさは、人間が起きているときのお話です。
夜間に歯ぎしりしているときはもっと大きな力がかかってしまいます。
その大きさは…
顎骨に500㎏〜1000㎏、歯1本単位では、250㎏です。
いくら硬いと言われている「歯」でも、心配になりますよね…
噛む力と奥歯には関係がある?
噛む力が一番大きいのは、奥歯である第一大臼歯部です。
奥歯だけで40~70kgを支えられると考えると、すごいことですよね!
しかし、その奥歯が1本でも抜けてしまうと噛む力が半減(半分)してしまうと言われています。
歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べ物が食べにくくなってしまいます。
まとめ
今回は人の噛む力ってどのくらいか?についてご紹介しました。
みなさんが思った以上に、歯に大きな負担がかかっているとお伝えできたと思っています。
毎日の歯磨きや定期検診をして、一本一本の歯を大切にしていきましょう!
えびな東口歯科では、定期検診やナイトガードのご相談をいつでも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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