皆さん、こんにちは。
いよいよ年末に差し掛かってきましたが、歯の調子はいかがですか?
年末年始は特別な料理を食べる機会も多いですから、その前に歯のトラブルはなくしておきたいですね。
普段からちゃんとメンテナンスをしていても、急なトラブルが起こってしまうことがあります。
特にお正月に多いのが、「詰め物が取れてしまった」ということ。
今回は、詰め物が取れてしまった時の対処方法についてご紹介していきます。
詰め物が取れてしまう原因とは
実際、1月に詰め物が取れてしまったという連絡は非常に多くなっています。
その主な原因は、「お餅」。
イメージがつく方も多いと思いますが、お餅の粘着性が原因でとれてしまうことがあります。
ただし、詰め物が取れてしまうほどかと言われれるとそうではありません。
主な原因は2つあり、1つは詰め物の接着剤が劣化してしまったこと。
数年単位で詰め物を入れている場合、どうしても接着剤が劣化してしまい、何かを食べた拍子に取れてしまうことがあります。
2つ目は、歯と詰め物の間に隙間が生まれてしまった場合。
虫歯が進行し歯が浸食され、詰め物との接地面積が少なくなり取れてしまうことがあります。
詰め物が取れてしまった時の対処方法
詰め物が取れてしまった場合、すぐにかかりつけの歯医者さんに行くべきです。
ただ、年末年始や旅行中など歯医者さんに行けない場合もあるかもしれません。
そんな時は、詰め物を洗い清潔な状態で保管しておきましょう。
詰め物の状態によっては、そのまま戻せる可能性があります。
砕けていない限り、そのまま一度歯医者さんに持っていくのがベストです。
また、詰め物が取れている状態でしない方がいいこともありますので、それらをいくつか紹介します。
硬いものは食べない
詰め物が取れた歯は空洞がある状態になっています。
そのため、硬いものなどを噛むと歯が欠けてしまう可能性が高いです。
熱いものや冷たいものを口に含まない
詰め物が取れた歯の内側は、象牙質がむき出しになっており、冷たいものや熱いものが非常に沁みやすいです。
自分で接着剤を付けない
詰め物に使う接着剤は、歯科用の特別なものを使用しています。
歯科用ではない接着剤などで付けてしまうと、虫歯や歯茎の炎症の原因になることがありますので、絶対に自己判断で付けないようにしましょう。
まとめ
今回は、お正月に起こりやすい歯の詰め物が取れてしまった時の対処方法についてご紹介しました。
お餅以外にも、キャラメルなどで詰め物が取れてしまったという患者さんもいます。
万が一詰め物が取れてしまっても、慌てず清潔な状態で保管し、すぐに歯医医院で受診するようにしてください。
当院は、年末は30日(金)19時まで、年始は4日(水)10時から診療しています。
何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
TEL:046-292-5655