みなさん、こんにちは。
「目には目を、歯には歯を」という言葉を聞いたありますよね。
現代では、これを「やられたらやり返せ」というような意味で使っているかと思いますが、実はこの言葉はもっと違う解釈があるそうです。
今回はそんな「目には目を、歯には歯を」の本当の意味について解説していきます。
「目には目を、歯には歯を」はいつ生まれたの?
そもそも「目には目を、歯には歯を」という言葉はいつ生まれたのかご存じですか?
この言葉が最初に出てきたのは、紀元前1800年代後半の古バビロニア王国の第6大王ハンムラビが制定したハンムラビ法典です。
約3800年前からある言葉というのは驚きですよね。
その法典の中にある刑罰に関するところで、この言葉は出てきたと言われています。
「目には目を、歯には歯を」の本当の意味
一般的には、「こちらがやられたことと、同等の報いを相手にも与えてよい」という知られています。
ですが、ある学説によると、この一説の意味は「復讐してもいい」ではなく、「こちらがやられたこと以上の過剰な復讐をしてはならない」という説が有力になっているそうです。
その理由としては、当時は刑罰に関する法律などがまだなかったため、刑罰や復讐のやりすぎといったことが多く、その辺りに関しては無法地帯になっていたから。
つまり、ハンムラビ王は、「同等の罰を与えていい」といったわけではなく、刑罰のやりすぎを抑えることで、秩序を作ろうとしたのかもしれませんね。
ちなみに、ハンムラビ法典の後書きには、王の願いとして「強者が弱者を虐げないように、正義が孤児と寡婦とに授けられるように」との文言も記載されています。
まとめ
今回は、歯という言葉が出てくる「目には目を、歯には歯を」についてご紹介しました。
現代ではやり返すというより他のことで発散することが多いと思いますが、皆さんもやりすぎには注意しましょう。
ストレスが溜まって歯ぎしりをするようになってしまったり、ストレス発散に甘いものを食べ過ぎて虫歯になって来院される方もいます。
もし、これに心当たりがあれば、まずはお気軽にご相談くださいね。
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