今まで、歯周病を引き起こす要因になる歯石の怖さについて語ってきました。では、歯石はどこにつくのでしょうか?
まずは、下の前歯の裏。ここは、舌下腺という唾液を作る器官の出口があり、そこにプラークがあると唾液の成分と結合し、歯石が付きやすい場所です。次は、上の奥歯の頬側。ここもやはり耳下腺という唾液を作る器官の出口があり、プラークと結合し、歯石やできやすいのです。あとは、出血がある歯周ポケットの中。歯石の成分の一つは血液です。歯茎から出血があったり、歯周ポケット内に出血がある場合、血液と唾液とプラークが結びついて歯石になります。他にも、あまり使っていない歯も、汚れやプラークがつきやすく歯石になりやすいのです。こうした、歯石がつきやすい場所は特に歯磨きするときに丁寧に磨くことを心がけたり、デンタルフロスをしっかり使って歯石予防をしてください。