CTとは診断のために用いるレントゲンの事です。
今までのレントゲン診断は2次元で平面のため、病巣や組織を立体的に把握することができませんでした。そのため、歯科医師は今までの経験を元に治療を行なってきました。
近年採用されている歯科用CTは、3次元で立体的に撮影できるため、病巣の大きさ、位置、歯根形態、歯の破折など、多くの診断をより正確にできるようになりました。
特に抜歯やインプラントにおいては、神経との関係を正確に把握する必要があります。そんな治療に関しても、CT検査によって状態を正確に把握できるため、処置をより正確に、安全に行う事が出来ます。
また、現在はCT検査が保険適応にもなっていますので、費用負担も少なくてすみます。
皆さんご心配されるのはレントゲンでの被曝だと思いますが、歯科用CTでは1mSv(飛行機で東京〜ニューヨーク間を往復した時に浴びる自然被曝量)程度ですので安心して撮影出来ます。
もちろん被曝量がゼロではありませんので、「診断にレントゲンが必要なのか」ということも、皆さんがしっかり判断することが大切です。
もしCTを撮影せず抜歯を検討されているようでしたら、是非CT検査のできる当院へお気軽にご相談下さい。