猛暑で増える?お口の“悪玉菌”と菌バランスの乱れに要注意!

みなさん、こんにちは。

前回のブログ「猛暑で乱れるお口の菌バランスとは?」では、猛暑による脱水や自律神経の乱れがお口の環境に与える影響についてお伝えしました。
今回はもう一歩踏み込んで、「お口の中にいる菌たちのバランス」についてのお話です。


🧫 お口の中には“善玉菌”と“悪玉菌”がいる?

私たちの口の中には、常に数百種類以上の細菌が存在しています。
それらは大きく分けて、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌(ひよりみきん)」に分類されます。

  • 善玉菌:お口の健康を守る味方。炎症を抑えたり、他の菌の増殖を防ぐ働きがあります。

  • 悪玉菌:虫歯や歯周病、カンジダ性口内炎などの原因となる菌たち。

  • 日和見菌:普段はおとなしいものの、体調や環境の変化で悪玉側に回ることも。

この三者がバランスよく共存しているときは問題ありませんが、体の状態が崩れると、菌の勢力図にも変化が起こります。


🌞 夏は“悪玉菌の天下”になりやすい?

暑さで疲れやすくなったり、冷たいものばかり口にして食事の栄養が偏ったり…。
夏は知らないうちに体力や免疫力が下がりやすい季節です。

そのタイミングを狙って、虫歯菌や歯周病菌、カンジダ菌などの悪玉菌が増殖しやすくなるのです。

とくに夏に多いお悩みとしては、

  • 口臭の悪化

  • 舌や粘膜のざらつき・白い苔(舌苔)

  • 味覚の変化や違和感

  • 歯ぐきの腫れ・出血

などが見られます。これは、菌のバランスが崩れたサインかもしれません。


🧠 菌は“チーム戦”をしている?

細菌たちは単独で動いているのではなく、「バイオフィルム」と呼ばれる膜状の集合体をつくって協力し合っています。

この“菌のチーム”はとても厄介で、

  • 自分たちで膜を張って守りを固める

  • 抗菌成分が効きにくくなる

  • 情報を交換して行動を強化する

といった性質を持っています。
家庭での歯みがきだけでは完全に落としきれないことも多く、知らないうちに悪玉菌のチームが強くなっていることもあるのです。


💡 早めのケアで“菌バランス”を守ろう

日々のケアとしては以下のポイントを意識してみてください:

✅ 歯ブラシ+デンタルフロスでバイオフィルムを壊す
✅ 舌の表面もやさしく清掃する
✅ 食後や間食後は水でゆすぐ習慣を
✅ 甘いものは“時間を決めて”楽しむ
✅ 疲れを感じたら無理せず休息を

そして、「なんとなく口の中の調子が悪いな」と感じたときには、歯科医院でのチェックが安心です。


🦷 気になる症状は、歯科で相談を

歯科医院では、

  • 歯や歯ぐきの状態確認

  • 舌や粘膜のチェック

  • お口の中のクリーニング

  • ケア方法や生活習慣へのアドバイス

などを通じて、菌バランスの乱れによるトラブルの早期発見につなげることができます。

「まだ大丈夫かな」と思っていても、早めの対処がのちの安心につながります


📌 まとめ:菌たちは、毎日あなたの口の中で戦っている

お口の中には、私たちが気づかないうちにたくさんの菌たちが暮らしています。
そのバランスがほんの少し崩れるだけで、不調やトラブルにつながることも。

とくに夏は、体も心もお口も揺らぎやすい季節です。
「ちょっと気になるな」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

📞 TEL:046-292-5655

📅 Web予約:海老名駅徒歩1分 ダイエー内の歯医者さん|えびな東口歯科