唾液腺マッサージで歯周病予防? 自宅でできる簡単セルフケア

みなさん、こんにちは。

前回のブログ「歯周病と肥満の意外な関係 – 健康的な新年を目指して」では、歯周病が肥満や全身の健康に及ぼす影響についてご紹介しました。

今回はその中でも少し触れた「唾液腺マッサージ」について、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。
春から始める新しい習慣として、今日から取り入れてみませんか?


唾液がもたらす“見えない”パワーとは?

唾液には、口の中を清潔に保ち、歯周病菌の繁殖を抑える働きがあります。
しかし、加齢やストレス、糖尿病などの影響で唾液の分泌量が減ってしまうと、口内環境が悪化し、歯周病が進行しやすくなります。

そこで大切なのが、“唾液腺マッサージ”です。
これは自分で簡単にできるケアの一つで、続けることで唾液の分泌を促し、歯ぐきや粘膜の乾燥を防ぎます。


毎日のケアに取り入れたい唾液腺マッサージの方法

唾液は主に3つの唾液腺から分泌されます。
それぞれのマッサージ方法をご紹介します。

🔹 耳下腺(じかせん)
・ほお骨の下あたりにある耳の前を、指の腹でくるくると円を描くようにやさしくマッサージします。

🔹 顎下腺(がくかせん)
・あごの骨の内側、少し奥に指を当てて、下から上へ押し上げるように5回ほど優しく刺激します。

🔹 舌下腺(ぜっかせん)
・舌の裏側にあるため、あごの下を両手の親指で軽く押すようにして刺激します。

※力を入れすぎず、1回1~2分程度が目安です。痛みがある場合は無理に行わず、歯科医に相談しましょう。


こんな方におすすめです

・口の中が乾燥しやすいと感じる方
・最近、口臭が気になる方
・ストレスが多く、唾液の量が減っていると感じる方
・食事中に噛みにくさを感じることが増えた方

こうしたお悩みがある方は、唾液腺マッサージを取り入れることで改善が期待できます。


まとめ

唾液の量が減ると、虫歯や歯周病だけでなく、食べる・話すといった日常の機能にも影響が出てしまいます。
唾液腺マッサージは、特別な道具も必要なく、毎日のケアとして気軽に取り入れられる優れた方法です。

春は新しい習慣を始めるのにぴったりの季節。
お口の健康づくりを、今日から始めてみませんか?

えびな東口歯科では、歯周病予防や口腔ケアについてのご相談も随時受け付けております。
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