みなさん、こんにちは。
夏は楽しいイベントがたくさんありますが、同時に虫歯のリスクも高まる季節ということを知っていますか?
今回は夏に虫歯が増える理由とその予防についてご紹介します。
夏に虫歯が増えるのはどうして?
夏に虫歯が増える理由は3つあると言われています。
①気温の上昇によって細菌が増殖する
夏になると気温が上がり、お口の中の細菌が活発になります。
特に、虫歯の原因となるストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)という細菌が増殖しやすくなります。この細菌は糖分を分解して酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯を引き起こします。
暑い季節には唾液の分泌も減少しがちになります。そのことが、お口の中の自浄作用が低下させ、細菌の繁殖を助長させてしまいます。
②清涼飲料水を飲む量が増える
暑い夏には、冷たいジュースやスポーツドリンクに、つい、手が伸びてしまいますよね。これらの飲み物には大量の糖分が含まれており、虫歯菌のエサとなります。そのため、結果的に虫歯のリスクが高まります。
また、スポーツドリンクやエナジードリンクには酸性度も高く、エナメル質を直接的に侵食する可能性があります。
③間食の量が増える
夏休み中は子供たちが家にいる時間が増え、間食の回数も増えがちです。アイスクリームやキャンディーなどの甘いお菓子を食べることが多くなると、虫歯のリスクが一層高まります。
さらに、間食の頻度が増えると、お口の中が酸性環境に長時間さらされることになり、これも虫歯の原因になります。
夏の虫歯を防ぐには?
紹介する4つのポイントを実施してもらえればと思います。
①しっかり歯磨きをしましょう
最も重要なことは、食事や間食の後にしっかりと歯を磨くことです。特に夜寝る前の歯磨きは忘れずに行いましょう。
歯磨きは2分間以上を目安にし、すべての歯の表面をまんべんなく磨くことを心がけましょう。
さらに、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、歯と歯の間の汚れもしっかり取り除くようにしましょう。
②フッ素配合の歯磨き粉を使いましょう
フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の発生を防ぐ効果があります。フッ素配合の歯磨き粉を使用することで、虫歯の予防効果を高めることができます。
子供用のフッ素濃度が低いものから大人用の高濃度のものまで、年齢に応じた製品を選ぶことが大切です。
③糖分の摂取を控えましょう
清涼飲料水やジュースの代わりに水や無糖の飲み物を選びましょう。「夏に人気の麦茶は歯に良い!?その知られざる効果とは」でご紹介しました「麦茶」がおすすめです。
また、甘いお菓子やアイスクリームの摂取も控えるように心がけましょう。
もし甘いものを食べた場合は、その後すぐに歯を磨くか、口をすすぐことで、お口の中の酸性度を下げることを意識しましょう。
④定期的に歯科検診を受けましょう
定期的な歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見と治療が可能になります。
夏休み前や夏休み中に一度検診を受けることをお勧めします。歯科医師による専門的なクリーニングやフッ素塗布を受けることで、虫歯のリスクをより減らすことができます。
まとめ
今回は夏に虫歯が増える理由とその予防についてご紹介いたしました。
夏は虫歯が増えるリスクが高まる季節ですが、適切な予防策を講じることでそのリスクを大幅に減らすことができます。みなさんが笑顔で夏を過ごせるように、日々のケアをしっかり行いましょう!
えびな東口歯科では、定期検診のご相談をいつでも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
TEL:046-292-5655