みなさん、こんにちは。
歯をみがくとき、過去の記事「歯間ケアをしよう」でもご紹介しました「デンタルフロス」をお使いになっていますか?
デンタルフロスは、歯間や歯と歯茎の境界など、歯ブラシでは届きにくい箇所の清掃に使用される歯科衛生ツールです。
その歴史は興味深く、歯科衛生の進歩とともに進展してきました。
デンタルフロス自体は知っていても、歴史そのものを知っている方は少ないと思います。
そこで今回は「デンタルフロスの歴史」をご紹介いたします。
1. 原型のアイディア
デンタルフロスの原型となるアイディアは、1800年代初頭に登場したと言われています。
アイディアはあったものの、歯間清掃は主に歯ブラシで行われていました。
2. 歴史のはじまり
デンタルフロスの歴史のはじまりは、ニューオーリンズの歯科医師であるLevi Spear Parmlyと言われています。彼が1815年にシルクの糸を使用して歯間清掃を提唱しました。これが、デンタルフロスの原型となったとのことです。
3. 商業的化
初めて商業的に販売されたデンタルフロスは、1882年にニュージャージー州の歯科医師Dr. Asahel M. Shurtleffによって開発されました。これは「Unwaxed Silk Floss」と呼ばれ、繊維がシルクから製造されたものでした。
4. ナイロンの導入
第二次世界大戦中(1940年代)、ナイロンの開発が進むと、デンタルフロスの素材としても使用され始めました。ナイロンはシルクよりも強度があり、耐久性にも優れ、デンタルフロスの素材としてピッタリだったのです。
5. 一般的な使用が普及
1960年代以降、歯科医師や歯科衛生士の推奨により、デンタルフロスの一般的な使用が普及していきました。さらに現代では、デンタルフロスはさまざまな素材や形状で提供されており、歯の健康維持に不可欠なツールとして定着しています。デンタルフロスは歯周病やむし歯の予防に重要な役割を果たしており、歯科衛生の一環として広く普及しています。
デンタルフロスの歴史は200年以上もあるのですね。ぜひご自分に合ったデンタルフロスを見つけていただきたいです。
えびな東口歯科では、いつでもデンタルフロスの使い方や選び方などのご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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