皆さん、こんにちは。
以前に歯ぎしりが起こる原因についてご紹介しましたが、その歯ぎしりが体に与える影響は知っていますか?
実は、歯ぎしりをすると、口内環境だけでなく体全体に悪い影響を与えます。
今回は、そんな歯ぎしりが体に与える影響についてご紹介していきます。
歯ぎしりがあたえる体への影響
歯ぎしりというと、一般的には歯が削れてしまうという認識を持っている人が多いかと思います。
削れた部分に歯垢や汚れが溜まり、虫歯になりやすくなるといったことも聞いたことがある人は多いかもしれません。
それもそうなのですが、これ以外にも歯ぎしりは体に様々な悪影響を及ぼします。
その結果どんな症状を引き起こすのか、いくつか代表的なものをご紹介していきますね。
虫歯・歯周病
歯ぎしりをすると、強い力がかかり歯が揺さぶられ、それを支える骨が徐々に溶けてしまいます。
その骨が溶けてできた歯茎の隙間に細菌が入ると、虫歯だけでなく歯周病を引き起こしたり、悪化させたりしてしまいます。
歯並びが悪くなる
歯同士は強い力でぶつかり揺れることによって、歯並びにも変化を引き起こします。
お互いが削れるほどの強さなので、良い位置にあるとは言えず、そのまま位置が定まってしまうと、虫歯や歯周病、咀嚼機能の低下につながってしまうことも。
知覚過敏になる
歯が削れるとということは、歯の表面にあるエナメル質が減るということ。
エナメル質は歯を守る役割をしており、そのエナメル質がなくなると刺激が伝わりやすくなります。
その結果、暑い物や冷たい物を口に含んだ際、沁みるような痛みを感じる知覚過敏になってしまうのです。
顎関節症になる
歯ぎしりをするということは、強い力で噛み合いながら、下顎が前後左右に動くことです。
常に筋肉がつぱっているような状態になるため、炎症を起こしひどい場合は顎関節症になってしまいます。
顎関節症になると、普段の咀嚼(そしゃく)の際にも痛みが伴うので、日常にも支障をきたすため注意が必要です。
肩こりや頭痛を引き起こす
下顎につながる筋肉は、首や肩、背中の筋肉ともつながっています。
そのため、歯ぎしりによる過度な負担は、肩こりや首の痛みを引き起こします。
また、肩や首の筋肉が固まると、血流が上手く循環せず老廃物が溜まり、その周囲の神経が刺激されて頭痛につがなります。
よく頭痛や肩こりを感じている人は、歯ぎしりをしていないかチェックしてみるのがオススメ。
まとめ
今回は、歯ぎしりが体に与える影響についていくつかご紹介しました。
歯ぎしりは放っておくと重大なトラブルにつながる場合もありますので、注意が必要です。
慢性的に肩こりや頭痛がある人は、寝ている間に歯ぎしりをしてしまっているかもしれません。
口の筋肉は様々な場所につながっているため、なんとなく調子が悪いんだけど原因が分からないという人は、一度歯医者に相談してみるのがおすすめです。
ご心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、自宅でできる歯ぎしりの治し方を紹介している記事もありますので、気になる人はそちらも合わせて見てみてくださいね。
参考記事:「普段の生活が原因!?自宅でできる歯ぎしりの治し方」
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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