歯がない人は認知症のリスクが約2倍高くなる?!

みなさん、こんにちは。

突然ですが、歯が少ない人は認知症のリスクが約2倍も高くなるといったことはご存じでしょうか?

歯と認知症がなんで関係あるの?と疑問を感じる方もいると思いますが、噛むといった行為と脳には深い関わりがあります。

そこで今回は、歯と認知症の関係についてご紹介していきます。

歯がない人は約2倍認知症のリスクが高くなる!?

厚生労働省が行った65歳以上の4,425 名を対象に行った4年間の追跡調査では、年齢や持病、生活習慣の違いに関わらず、歯が全然ない人は20本以上ある人に比べ、1.9倍認知症になるリスクが高くなるという結果が出ました。

これは、噛むという行為が脳を直接刺激することに紐づいているからと言われています。

これとは別に、東北大学の研究によると70歳以上の高齢者を対象に行った調査でも、「脳が健康な人」の歯は平均14.9本でしたが、「認知症の疑いあり」と診断された人は9.4本というデータがあります。

つまり、歯が少ない人ほど噛む回数が少なくなり、認知症になるリスクが高くなっていくということです。

自分の歯を失ってしまってもそのまま放置はNG

先ほどの厚生労働省の研究結果によると、自分の歯がなくても義歯で20本以上ある人の場合、ない人に比べ認知症のリスクを約4割低減できる可能性があるとも言われています。

自分の歯が残っているのが理想ですが、失ってしまった場合でもインプラントやブリッジ等で補填することが大事ということなんです。

また、認知症になると通院すること自体が難しくなりますので、歯のトラブルが起きる→認知症が進行する→さらに歯のトラブルが起きるという負のスパイラルに陥りやすくなります。

特に、認知症は医療がこれだけ発達しているにもかからわず、根本的な治療方法や薬は存在しません。

なので、認知症にならない為にも、日頃から口内を健康に保つということが非常に重要なのです。

まとめ

今回は、歯と認知症の関係について紹介しました。

高齢者の約4人に1人が認知症というデータがあるくらい、身近な障害になってきています。

完全に治療する手段がない以上、そうならないよう手前で予防することが重要です。

また、脳だけではなく、歯の健康状態は体の至るところに影響を与えます。

なので、少しでも歯に異常を感じたら、まずは気軽に検診を受け、自分の歯の状態をチェックしてもらうことから始めるのがおすすめですよ。

えびな東口歯科でも検診を行っておりますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

皆様のご来院お待ちしております。

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