突然ですが、動物園や水族館に行ったときに、じーっと動物の歯を観察したことありますか?これがけっこうおもしろいんです。
まず、自分の歯を思い浮かべてみてください。大きさがバラバラですよね。人間は異形歯性といって、大きさや役割ごとに歯の大きさが違うのです。犬や猫をはじめ、異形歯性の動物は多いです。
反対に、すべて同じ歯の形をしている動物もいます。ワニがそうですね。イメージしてみるとわかりやすいかと思いますが、ずらっと凶暴な歯が均等に並んでいるあの感じですね。イルカもこの仲間です。
他にも、歯の一部がなかったり、歯自体がない動物がいたりします。
仮に、人間の歯がワニのようにすべて同じ形だったらどうでしょう?見た目はおいておいても、野菜などは食べづらそうですよね。もしくは、カメのように歯がない…なんてのはもっと大変そうですね。人間は、お肉も野菜も食べますから。一方で、草食動物の歯の形は、草をすりつぶしやすいようになっているなんて話を小学校で聞いたことがある人もいると思います。つまり、歯の形は、それぞれの動物の生活形態にあった歯の形をしているということです。
こんなことを考えながら、じーっと動物の歯を観察してい見ると、おもしろいですよ。ただ、誰かと一緒に行ったときに、あんまり夢中になりすぎないようにしてくださいね。