マスクの着用が口内環境を荒らす?口呼吸にはご用心

皆さん、こんにちは。

コロナが流行してから約3年、マスクを常につける生活が当たり前になっていますよね。

今では着けていない方が違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はマスクを着け続けると口内環境に悪影響を及ぼすことがあるんです。

今回は、マスク着用が口内環境にどんな影響を与えるのかご紹介していきます。

 

マスクの着用が口呼吸を引き起こす?その3つの原因

マスクの着用は、空気中に漂うウイルスや花粉などの粒子を防ぐ為に使うものですよね。

確かに、外からの影響は受けにくくなります。ですが、マスクを着用することが、実は口呼吸の原因になると言われています。

この口呼吸になる原因は、主に3つ挙げられます。

①気道抵抗が上がり鼻呼吸がしづらくなる

1つ目の理由が、気道抵抗が上がり鼻呼吸しづらくなること。

気道抵抗とは、鼻から肺までの気道に流れる空気抵抗のことを指します。

マスクをすることでこの抵抗が強まり、鼻呼吸だけでは苦しくなった結果、楽な口呼吸の回数が増えてしまうのです。

②熱を逃がそうとする

マスクをしていると、どうしてもマスク内に熱がこもってしまいます。

口から吐く息には、熱を逃がす役割を持っている為、特に夏場など熱がこもりやすいk状況では、どうしても口呼吸が増えてしまうのです。

③口周りの筋肉が衰える

これは人にもよると思うのですが、マスクを着けていると話す機会が減り、表情筋が弱くなってしまうことも原因の1つと言われています。

表情筋が弱まると、口を開きっぱなしにしてしまうことが多くなり、必然的に口呼吸になってしまうのです。

 

口呼吸がもたらす口内環境の悪化とは?

「口呼吸は良くない」というイメージは、皆さんもなんとなく持っていると思いますが、具体的にどんな影響があるのか知っていますか?

鼻呼吸の場合、空気中に漂うウイルスやほこりなどを鼻毛がブロックしてくれます。

一方、口呼吸では特にブロックするものがないため、歯茎や舌などの粘膜にくっつき乾燥させます。

粘膜が乾くと、その細胞と細胞の間が開いてしまい、その隙間に細菌やウイルスが入ることで、感染症を引き起こしてしまいます。

また、乾燥することで唾液が出にくくなり、口内の細菌の繁殖を防ぐといった役割が弱まってしまうので、口呼吸は口内環境の悪化につながっているのです。

 

口呼吸にならない為の対処方法

マスクを着けることで口呼吸になりやすいということはお分かりいただけたかと思いますが、「じゃあどうすればいいの?」と思う方もいるでしょう。

対処方法としての1つ目は、口呼吸になりにくいマスクを使うこと。

立体構造で口元に空間があるものなどを使うことで、鼻周りに熱がこもらないような環境を作ると、口呼吸をしてしまうリスクを減らすことが出来ます。

もう1つは、口をあけっぱなしにしないよう意識すること。

リモートワークなどが増えると、特に会話する頻度が減りますよね。すると、自分でも気づかないうちに口があけっぱなしになっていることが多いんです。

なので、普段から口を閉じることを意識するのがいいでしょう。

また、寝ている間に口呼吸になってしまう人は、寝る前に口にテープを貼るのも効果的。

ドラッグストアなどに専用のテープが売っていますので、気になる人はぜひ試してみるのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、マスクの着用がもたらす口内環境への影響とその原因について紹介しました。

このご時世、マスクは手放すことができないものです。

ですので、それがもたらす弊害を知り、対策もしっかりと行っておきましょう。

もしこの記事を見て、ご自身の口内環境が気になるという方は、ぜひかかりつけの歯医者で検診してもらうのがおすすめです。

えびな東口歯科でも行っておりますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

皆様のご来院お待ちしております。

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