平安時代のお正月行事「歯固めの儀」とは

歯固めの儀とは


みなさん、こんにちは。

みなさんはお正月はどのように過ごされましたか?

日本のお正月といえば、お節料理にお屠蘇(とそ)、お年玉。羽根つきや凧揚げをはじめとした伝統的な遊びなどが思い浮かびます。

平安時代には、宮中で行われる「歯固めの儀」という正月行事がありました。

平安時代、歯には年齢の意味があり、歯の健康は長寿につながると認識されていました。長寿を願い、天皇に固いものを謙譲し、カタイものを食べて歯を丈夫にし、長寿を願う儀式だったようです。
平安時代中期以降は、箸をつけ食べたことに見立て、実際には食べることはなかったそうです。

1月1日から3日まで の期間に、鏡餅、大根、瓜、押鮎、勝栗、猪肉、鹿肉、雉肉、焼鳥などを食べていたのだそうです。
特にお正月にお供えした鏡餅には神秘の力が宿るとされています。

今ではその名残として茶道の初釜の時にごぼうの入った「花びら餅」をいただくという行事があります。

歯固めの意味


歯は齢を表しており、歯固めには齢を固めて新たに生まれ変わるという意味がありました。
論語に「没歯」という言葉があり、この言葉は生命が終わる、寿命が尽きるという意味を表しています。
歯固めには長寿への願望が込められていて、歯のなくなるころに寿命が尽きるという考え方が日本にもあったようです。

また、ギリシャのソクラテの言葉に、
「長寿者はたくさんの歯を持つ、すなわち健康者は歯が丈夫で老年になるまで保存される」
というものがあり、昔の人たちの中には、歯は人生において重要な役割を占めていると考えていた人が多くいたようです。

まとめ


「歯固めの儀」は行われなくなりましたが、現代でも食事を美味しくいただくためにも、健康な歯はかかせません。

先人たちのように、歯の健康を意識していけたらと思います。

歯に関して、気になることがありましたら、お気軽にえびな東口歯科へご相談ください。