「親の心、子知らず」では、「親知らず」は??

「親の心、子知らず」ということわざがあります。

子供は親の深い愛情がわからず、勝手な振る舞いをする。

誰しもが子供の頃はそんな親の感情がわからず、大人になって、また、親になって気づいたりするものなんでしょうね。

ところで「親知らず」はなぜこう呼ばれるようになったのでしょう。

子供の歯は乳歯が抜けて、永久歯に生え変わっていく時期を

子供の成長と捉えて、親が見ていました。

ですが、18~25歳頃に生えてくる「親知らず」はもう成長した

子供の歯を親は見なくなる、知らない、ところから由来となっているそうです。
場合によっては抜かなくてはいけない「親知らず」ですが、

はるか昔は、この親知らずはきちんとした歯として揃っていたそうです。

火を発見し、調理をおぼえ、草食から肉食へ、このような過程を経て、

あごの骨を使わなくなっていったことによる進化(退化?)から、

いつしか必要なくなった「親知らず」。

この「親知らず」は生え方によっては、虫歯になりやすかったり、

横に生えて他の歯に影響を及ぼしたりする場合がありますので、

気になる方はぜひご相談ください。